歯科矯正用アンカースクリュー

歯科矯正用アンカースクリューとは

矯正治療の歯の移動の固定源として利用することを目的に、歯槽骨あるいは顎骨に埋入・植立されるスクリュー形状のインプラントのことです。

こんな方におすすめ

  • 歯を抜かずに歯列全体を奥へ移動させて歯をならべたい方
  • 笑った時に前歯の歯ぐきが目立つのを治したい方
  • とにかくしっかりと歯ならびを治したい方
  • 難しい抜歯症例などの治療を希望される方

歯科矯正用アンカースクリューの特徴

患者様の協力が必要ありません。

従来の方法であれば、奥歯を動かないように固定する場合は、ヘッドギアなどの装置を毎日自分で装着していただく必要があります。歯科矯正用アンカースクリューを用いることによって、自分で装置を装着したり外したりする手間がなくなります。

より良い治療結果が得られます。

歯科矯正用アンカースクリューを用いることによって、動かしたい歯と動かしたくない歯を明確に分けることができます。そのため、当初の治療目標を達成しやすく、難しい抜歯症例などでもより良い治療結果を得ることができます。

従来の方法ではできなかった難しい治療が可能になります。

歯列全体を奥へ動かしたり、歯を圧下したりするなど、歯科矯正用アンカースクリューを使わなければできないような難しい治療を行うことができます。

歯科矯正用アンカースクリューの注意事項

動揺が起きたり、脱落したりすることがあります。

歯科矯正用アンカースクリューの成功率は80%以上と高いのですが、100%ではありません(Kuroda S, et al., 2007)。したがって、植立した歯科矯正用アンカースクリューが治療の途中で動揺したり、脱落したりする可能性があります。脱落した場合は、場所を変えて再植立を行うか、他の装置で代用します。

感染や炎症が起こることがあります。

歯科矯正用アンカースクリューが口の中で粘膜などに当たっていると、アフタ性口内炎ができる場合があります。この場合は、ワックスなどを使って、歯科矯正用アンカースクリューの頭を覆い、粘膜に対する刺激が少なくなるようにします。また、歯科矯正用アンカースクリュー周囲の清掃不良によって炎症が起きる場合もあるので、常に清潔に保っていただく必要があります。

破折することがあります。

歯科矯正用アンカースクリューの破折は、主に撤去時または植立時に起きます。歯科矯正用アンカースクリューの破折の頻度は非常に少ないのですが、それでも10〜20%の矯正歯科医が歯科矯正用アンカースクリューの破折を経験しています(Smith A, et al., 2015)。

歯根への接触や損傷が起こることがあります。

歯科矯正用アンカースクリューは、歯根と歯根の間に植立されることが多いので、植立方向を誤ると歯根に接触したり、歯根を損傷させたりする可能性があります。4〜6%の矯正歯科医が歯科矯正用アンカースクリューによる歯根への接触や損傷を経験しています(Smith A, et al., 2015)。

歯科矯正用アンカースクリューで使用する装置(方法)の紹介

  • 歯科矯正用アンカースクリュー

歯科矯正用アンカースクリューの治療の目安(税込)

22,000円(1本)

歯科矯正用アンカースクリューの治療例

前歯のガタガタが気になる(27歳 女性)
事例 10

前歯のガタガタが気になる(27歳 女性)

口元が出ている、下の歯がガタガタ(36歳 女性)
事例 8

口元が出ている、下の歯がガタガタ(36歳 女性)

上の前歯が出ている、ガタガタが気になる(37歳 女性)
事例 7

上の前歯が出ている、ガタガタが気になる(37歳 女性)

口元が出ている(26歳 女性)
事例 6

口元が出ている(26歳 女性)

前歯が出ている、口元が出ている(26歳 女性)
事例 3

前歯が出ている、口元が出ている(26歳 女性)

歯科矯正用アンカースクリューのよくある質問

歯科矯正用アンカースクリューを用いた治療は、ヘッドギアなど従来型の固定装置を用いた治療に比べて、治療結果がいいのでしょうか?

歯科矯正用アンカースクリューと従来型の固定装置を用いた治療を比較した論文によると、上顎大臼歯の固定源としては歯科矯正用アンカースクリューのほうが効果的であることが分かります(Jambi S, et al., 2014)。したがって、歯の固定源が必要な症例(出っ歯・上顎前突など)であれば、歯科矯正用アンカースクリューを用いた方が治療結果がいいと考えられます。

参考文献

  1. 歯科矯正用アンカースクリューガイドライン第二版
  2. Kuroda S, Sugawara Y, Deguchi T, Kyung HM, Takano-Yamamoto T. Clinical use of miniscrew implants as orthodontic anchorage: success rates and postoperative discomfort. Am J Orthod Dentofacial Orthop. 2007 Jan;131(1):9-15.
  3. Smith A, Hosein YK, Dunning CE, Tassi A. Fracture resistance of commonly used self-drilling orthodontic mini-implants. Angle Orthod. 2015 Jan;85(1):26-32.
  4. Jambi S, Walsh T, Sandler J, Benson PE, Skeggs RM, O’Brien KD. Reinforcement of anchorage during orthodontic brace treatment with implants or other surgical methods. Cochrane Database Syst Rev. 2014 Aug 19;2014(8):CD005098.
歯の表からの矯正

歯の表からの矯正

歯の表からの矯正とは 歯の表に装置をつけて、ワイヤーで歯をならべていく治療方法です。専門的には「マルチブラケット装置」などと呼ばれています。 こんな方におすすめ 歯の表からの矯正の特徴 治療方法が確立されています。 矯正…

マウスピース矯正

マウスピース矯正

マウスピース矯正とは 透明な樹脂製のマウスピースを用いて歯をならべていく治療方法です。マウスピース矯正と聞くと最新の治療方法と思われがちですが、実は20世紀初頭にはすでに開発されていた歴史のある治療方法になります。以前は…

加速矯正

加速矯正

加速矯正とは 本来の歯の移動速度よりも速く歯を移動させる治療方法です。矯正治療の治療期間を短くすることを目的に行います。 あなたに最適な加速矯正を提供します 矯正治療の期間は短いほうがいいと思いませんか? 矯正治療という…

歯科矯正用アンカースクリュー

歯科矯正用アンカースクリュー

歯科矯正用アンカースクリューとは 矯正治療の歯の移動の固定源として利用することを目的に、歯槽骨あるいは顎骨に埋入・植立されるスクリュー形状のインプラントのことです。 こんな方におすすめ 歯科矯正用アンカースクリューの特徴…

相談を受け付けております。
歯並びにお悩みがある方はお気軽にお問い合わせください。

カウンセリングを予約する