上の前歯が出ている、口が閉じにくい(19歳 男性)
事例 9

上の前歯が出ている、口が閉じにくい(19歳 男性)

術前又は術後の写真に通常必要とされる治療内容

主訴
上の前歯が出ている、口が閉じにくい
診断名あるいは主な症状
上顎前突、空隙歯列
年齢・性別
19歳4か月 男性
治療に用いた主な装置
マルチブラケット装置、ヘッドギア
抜歯部位
上顎両側第一小臼歯
治療期間
1年10か月
治療方針
抜歯空隙を利用して、上下顎の歯の排列および上顎中切歯の舌側移動を行うこととしました。

費用等に関する事項

治療費
814,000円(税込)

治療等の主なリスク、副作用等に関する事項等

リスク・副作用
歯:齲蝕(むし歯)、歯質の欠損、歯根吸収、骨癒着、歯髄炎、歯髄壊死
歯周組織:歯肉炎、歯周炎、歯槽骨骨吸収、フェネストレーション、歯肉退縮、知覚過敏
軟組織:外傷、やけど(化学的・機械的)、アレルギー(特にニッケルとラテックス)
歯科矯正用アンカースクリュー:破損、脱離、誤飲、歯根損傷
その他:(歯などの)痛み、装置の破損・脱離・誤飲、顎関節症、細胞毒性、感染、放射線被曝、治療期間の長期化、治療目標が完全に達成できない、後戻り、非症候群性原発性萌出不全(Primary Failure of Eruption)
治療前
治療中

0年0か月:レベリング
0年3か月:犬歯牽引
0年10か月:切歯牽引
1年4か月:ディテイリング

治療後
1年10か月

上顎前突の片顎抜歯治療です。固定源として歯科矯正用アンカースクリューを利用することができなかったため、かわりにヘッドギアを使用しました。また、上顎前歯の遠心移動を行うために、二段階の歯の移動(two-step anterior teeth retraction)を行いました。治療後は上顎前歯の前突が改善されたことにより、側貌も良好になっています。
連携医療機関:さこなか歯科

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