矯正歯科治療で歯を抜く・抜かないはどうやって決めているの?

矯正歯科治療で歯を抜く・抜かないはどうやって決めているの?

これまで色々な方の矯正相談をしてきました。

その中で、相談する先生によって歯を抜く必要があると言われたり、抜かなくていいと言われたりするので、どちらが正しいのか分からないという意見をよく聞きました。

そこで今回は、歯を抜く・抜かないをどうやって決めているのか、簡単に説明します。

歯を抜く・抜かないは、「①Esthetic Considerations(美しさに対する配慮)」と「②Stability Considerations(安定性に対する配慮)」の二つを考えて決めます。

1つ目の①Esthetic Considerations(美しさに対する配慮)とは、顔立ちが悪くならないようにすることです。具体的には、無理に非抜歯で歯をならべて出っ歯にならないようにします。

2つ目の②Stability Considerations(安定性に対する配慮)とは、後戻りが起きないようにすることです。無理に非抜歯で歯をならべると後戻りしやすいので、装置を外した後もガタガタな歯ならびに戻らないようにします。

上記の内容は、歯科矯正学の成書である「Contemporary Orthodontics 6th Edition. William R. Proffit, Henry W. Fields, Brent Larson, David M. Sarver. Elsevier.」に記載されていますので、興味のある方は参考にしてください。

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