治療中のことについて
子供の治療に対して、親としてはどんなことに気をつければよいでしょうか?
矯正歯科治療は、ご両親とお子様両方の協力が必要不可欠です。治療を始めたころはまだ装置に慣れていないので、少しずつ慣れさせるようにしてあげてください。また、虫歯などができないように、毎日の歯磨きにも気をつけてあげてください。
治療中にしてはいけないことがありますか?
日常生活において、特に大きな制限はありません。
矯正装置をつけると、発音や食事がしづらいと聞きますが、どの程度でしょうか?
歯の表から装置であれば、発音や食事のしづらさはあまり気にならないと思います。歯の裏側の装置は、見た目がいい反面、発音や食事がしづらくなります。程度は人によってさまざまですが、仕事で話や食事をする機会が多い方などは注意が必要です。
矯正装置がつくと、むし歯になりやすくなりますか?
矯正装置がついても、しっかりと管理をすれば大丈夫です。治療中にむし歯にならないように、毎日、正しい歯磨きを行なってください。装置を装着したときには、それぞれの装置に適した歯磨きの指導などを行います。
矯正装置が外れたときは、どのようにしたらいいですか?
矯正装置が外れた場合は状況により対応が異なりますので、まずは医院にご連絡ください。来院して応急処置をおこなう必要がある場合は、早めに対応いたします。来院していただく必要はないけど装置の当たりが気になる場合は、ご自身で装置をワックスで覆うなどの処置をしていただく場合もあります。
歯が動くときの痛みはどの程度ですか?
矯正歯科治療による歯の痛みは、調節した後1週間くらい続くことが多いです。慣れないうちは食事も大変ですが、次第に慣れてきます。慣れないうちは痛み止めのお薬を服用していただいても構いません。
治療中でも、スポーツは普通にできますか?
矯正歯科治療中でも、スポーツをすることはできます。ただし、相手と接触するようなスポーツの場合は、矯正装置によって怪我をする可能性もあります。そのようなスポーツをされる場合は、治療前にご相談ください。
治療途中で妊娠しても大丈夫でしょうか?赤ちゃんに影響はありませんか?
治療途中で妊娠しても、歯を移動させることによって赤ちゃんに影響が出ることはないと考えられます。ただし、妊娠中はレントゲン撮影や投薬を避けなければならないので、治療期間が長くなる可能性はあります。
転勤などで通院できなくなった場合はどうすればいいですか?
矯正歯科治療は同じ医院で治療を完結したほうがいいので、転勤の可能性がある場合はなるべく治療を控えたほうがいいと思います。ただし、やむを得ない転勤もあると思いますので、その際には転居先の医院と連携しながら、なるべくスムーズな転院ができるように手配いたします。
成人式や結婚式のときに記念写真を撮影するので、一時的に装置を外すことはできますか?
治療の状態によりますが、可能な限り対応しますので、ご相談ください。