口腔内スキャナーとデジタル技工
皆様は、歯科医院で印象採得（歯の型とり）をされて、嫌な思いを経験したことはないでしょうか？ 当院では、口腔内スキャナーを利用して、印象採得を快適に行うことができます。 今回は、口腔内スキャナーを用いた矯正装置作製の手順を…
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加速矯正は歯根吸収を起こしやすいのか？
当院のwebサイトでも紹介していますが、矯正歯科治療における歯の移動を早める方法として加速矯正があります。
加速矯正は、特にマウスピース矯正との相性がいいので、よく一緒に用いられます。
加速矯正装置を用いたときに、副作用としての歯根吸収について調べた研究が、2024年に発表されましたので紹介します。
この研究結果によると、加速矯正装置を用いた群と対照群で歯根吸収の程度に統計学的な有意差は認められていませんので、基本的には加速矯正装置を用いても歯根吸収の発生については心配しなくてもよさそうです。
ただし、論文の中に記載されている結果や考察の内容を見てみると、加速矯正装置を用いた群のほうが歯根吸収の程度が大きいこともわかります。
加速矯正装置を用いた治療期間の短縮はメリットも大きいので、少なからずリスクはあるということは理解した上で、うまく利用してくのがいいのではないかと思います。
